ディフェンシブ銘柄 NTT・KDDI・ソフトバンク比較

コラム

NTT・KDDI・ソフトバンクは本当にディフェンシブ株なのか?

日本株の中で、ディフェンシブ性が高いセクターとしてよく挙げられるのが通信関連であり、その中心的存在として語られるのが NTT・KDDI・ソフトバンク の3社です。

通信株は“守りの王様”と語られがちですが、実は3社の性質は大きく違います。
その違いを丁寧に掘り下げながら通信3社の中で「本当にディフェンシブなのはどれか」を解説しています。

過去・現在・未来から3社の特性を徹底比較!

日本の株式市場で「ディフェンシブ株」と言えば、真っ先に名前が挙がるのが NTT・KDDI・ソフトバンク の通信3社であり、 通信インフラという生活必需サービスを担い、景気に左右されにくい──そんなイメージが定着しています。

なお、本記事では「ディフェンシブ株」として一般的に語られる3社に焦点を当てていますが、楽天モバイル(楽天グループ)は通信事業の収益がまだ安定途上にあり、ディフェンシブ性という観点では性質がやや異なるため、今回は比較対象から外しています。ただし、今後10年の成長余地という意味では重要と言える存在であり、将来的な評価軸では改めて取り上げる価値があると言えますので、今回はご了承ください。

話を戻し、対象の3社が安定したディフェンシブ株として安心できるのかも気になると思います。

そこで、 本当に3社とも“ディフェンシブ”と言えるのか?
そして、 今後10年を見据えたとき、最も安定した将来性を持つのはどこか?

この記事では、過去の実績・現在の事業構造・未来の成長戦略の3つの軸から、通信3社を徹底的に比較してみました。

3社の【過去・現在・将来性】を比較

結論から言うとこれまで安定していたのはNTT!。
まずは過去の株価と事業の安定性から振り返り、未来の成長性も見ていきます。

【これまでの特性】

結論から言うと、過去10年で最も安定していたのはNTT。

まずは、株価の値動きや収益のブレといった「実績ベースの安定性」を振り返ると、 NTTは通信インフラ収益の強さや規制産業としての特性から、長期的に最も安定した推移を見せてきました。 KDDIも堅調ではあるものの、外部要因の影響を受けやすい構造があり、 ソフトバンクは通信以外の事業比率が高いことで変動が大きくなりやすい傾向があります。

過去の“結果”だけを見るなら、最もディフェンシブだったのはNTTと言える。

NTTは、通信インフラという極めて安定した基盤を持つ企業として、過去・現在・未来のすべての局面で「守りの強さ」を軸に進化してきた企業です。そのうえで、近年は“守りの企業”という枠を超え、成長領域への投資も本格化しています。

ここからは、3社それぞれのこれまでの企業特性と成長性を簡単に解説していきます。

【NTT】

【過去】守りの王様としての実績が圧倒的
NTTは過去10年、通信インフラ収益の安定性と規制産業としての特性から、 利益・株価・配当のすべてが極めて安定して推移してきました。

  • 通信インフラによる安定収益
  • 利益のブレが小さい構造
  • 着実な増配
  • 株価ボラティリティが低く、長期的に最も安定した推移

「過去の実績」という観点では、NTTは3社の中で最もディフェンシブ性が高かった企業と言えます。

【現在】通信+ITの“巨大インフラ企業”へと進化
現在のNTTは、単なる通信会社ではなく、 通信 × ITサービス × データ基盤 を併せ持つ巨大企業へと変貌しています。

  • 通信収益が安定の土台
  • NTTデータ統合で世界規模のSIerへ
  • AI・クラウド・データセンターなど成長領域を強化

つまり、守りの強さに加えて、事業基盤そのものが厚くなり、安定性の質がさらに高まっている状態です。

【【将来性】守りの土台に“攻めの成長”が加わる】
未来に向けては、NTTは通信企業の枠を超えた技術投資を進めており、 「守りながら伸びる」企業として最も期待値が高い存在になっています。

  • IOWN(光電融合)という次世代通信技術
  • AI基盤の整備
  • データセンター投資の拡大
  • 海外ITサービスの強化

これらは、通信インフラの安定性を維持しつつ、 新しい成長ドライバーを複数持つ“攻守のバランス型”の未来像を示しています。

【◆ 総括(補足のまとめ)】
NTTは 過去:最も安定 現在:最も盤石 未来:最も“守りながら伸びる”可能性が高い という、三段階で一貫した強みを持つ企業です。

【KDDI】

KDDIは、通信事業の安定性を土台にしながら、生活インフラ領域へ事業を広げてきた企業です。 そのため、安定性と多角化のバランスが特徴的で、NTTとは異なる形で“守りの強さ”を築いてきました。

【過去】通信収益の安定性は高いが、構造リスクも抱える
KDDIは過去10年、通信事業を中心に安定した収益を維持してきました。

  • 通信収益は堅調
  • au経済圏で顧客基盤が強固
  • 配当も安定的に推移
  • 株価も比較的安定している

ただし、 最大株主である京セラの動向が株価に影響しやすい構造リスクがあり、 NTTほど“揺れにくい”とは言い切れません。

過去の実績は安定しているが、外部要因の影響を受けやすい点が特徴。

【現在】通信+金融・エネルギーの“生活インフラ企業”へ
現在のKDDIは、通信に加えて生活インフラ領域へ事業を広げ、 顧客接点の強さを武器に多角化を進める企業へと進化しています。

  • au経済圏での強い顧客接点
  • 金融(auじぶん銀行・au PAY)
  • エネルギー(auでんき)
  • EC・ライフデザイン領域の拡大

多角化によって収益源は増えていますが、 京セラ依存という構造リスクは現在も残るため、 安定性は高いものの“完璧なディフェンシブ”とは言い切れません。

【将来性】生活インフラとしての拡大が鍵
KDDIの将来性は、通信以外の生活インフラ領域をどこまで伸ばせるかにかかっています。

  • 金融・決済の拡大
  • エネルギー事業の成長
  • au経済圏の深化
  • 法人DXやIoT領域の強化

これらは安定性を高める方向に働きますが、 外部要因(京セラの保有株動向など)をどうコントロールするかが長期課題です。

【◆ KDDIの総括】

  • 過去:安定しているが外部リスクが残る
  • 現在:生活インフラ企業として多角化が進む
  • 未来:多角化の成否が安定性と成長性を左右する

【ソフトバンク】

【◆ ソフトバンク(9434)の過去・現在・未来を一つの流れで整理】

ソフトバンクは、通信事業の安定性を持ちながらも、 成長投資を積極的に行う“攻め型”の通信企業です。 3社の中で最も性質が異なり、ディフェンシブ性は相対的に低めです。

【過去】通信株の中では最も変動が大きい
ソフトバンクは上場後、株価が横ばい〜弱めで推移し、 通信株としては安定性が低い傾向がありました。

  • 通信事業は安定している
  • しかし通信以外の事業比率が高い
  • 親会社ソフトバンクGの影響を受けやすい
  • 株価の変動幅が大きい

過去の実績では、3社の中で最もディフェンシブ性が低い企業。

【現在】通信+成長投資の“ハイブリッドモデル”
現在のソフトバンクは、通信事業を軸にしながら、 成長領域への投資を積極的に行う企業へと進化しています。

  • 通信事業は安定
  • PayPayを中心とした金融・決済
  • 法人DX・クラウド・AI
  • 新規事業の比率が高い

これにより、 安定性よりも成長性を重視した“攻め寄り”の性質が強くなっています。

【将来性】成長領域の成功が企業価値を左右する
ソフトバンクの将来性は、通信以外の成長領域がどこまで収益化できるかにかかっています。

  • PayPayの収益化
  • 法人DXの拡大
  • AI関連投資の成果
  • 新規事業の収益貢献

成功すれば大きな成長が期待できますが、 不確実性も大きく、ディフェンシブ性は低めのままです。

【◆ ソフトバンクの総括】

  • 過去:最も変動が大きく、安定性は低い
  • 現在:通信+成長投資の“攻め型”企業
  • 未来:成長領域の成否が企業価値を大きく左右する

◆ 3社を並べると見える未来

  • NTT:守りの強さが一貫しており、未来は“守りながら伸びる”
  • KDDI:安定性は高いが、構造リスクを抱えつつ多角化で成長を狙う
  • ソフトバンク:安定性より成長性を重視する“攻め型”の通信企業

この3社の性質の違いが、 「ディフェンシブ度の差」 「将来性の方向性」 を生み出しています。

【現在の特性】

3社の“ディフェンシブ度”は大きく違う。

通信株はひとまとめに語られがちですが、現在の事業構造は大きく分岐しています。 NTTは通信に加えてITサービスの比重が高まり、より盤石な基盤を構築。 KDDIは通信+金融・エネルギーなど生活インフラへと広がり、安定性を保ちながらも構造リスクが残る。 ソフトバンクは通信に加えて成長投資の比率が高く、安定性よりも攻めの色が強い。

現在のディフェンシブ度は NTT > KDDI > ソフトバンク という順番が妥当。

【今後の成長性】

最も“守りながら伸びる”のはNTT。

未来の成長戦略を見ると、3社の方向性はさらに明確に分かれます。 NTTはAI・クラウド・データセンターなど、安定性と成長性を両立できる領域を強化。 KDDIは生活インフラとしての多角化を進めつつ、外部要因の影響をどう抑えるかが課題。 ソフトバンクは成長領域への投資が多く、リターンは大きい可能性がある一方で、変動幅も大きくなりやすい。

“守りながら伸びる”という観点では、NTTが最もバランスが良い。

5段階比較と5つ星スコア

ここでは NTT・KDDI・ソフトバンクの3社を「攻め・守りスコア」で数値化し、5段階で比較できる表 を作成してみました。【スコア基準(1〜5)】※5が最大値

【比較対象項目】

  • 守りスコア:高いほどディフェンシブ
  • 攻めスコア:高いほど成長性・不確実性が大きい
  • 安定性:収益のブレの少なさ
  • 成長性:今後の伸びしろ
  • 不確実性:事業構造のリスク
  • ボラティリティ:株価の上下の大きさ

スコアは 1(弱い)〜5(強い) の5段階で統一し、 「ディフェンシブ性」「成長性」「収益安定性」「事業の不確実性」「株価ボラティリティ」 といった複数の観点を総合して算出していいます。

  • 守りスコア:高いほどディフェンシブ
  • 攻めスコア:高いほど成長性・不確実性が高い

5つ星スコアで比較


NTT(守り最強・成長も期待)

守り      ★★★★★
攻め      ★★☆☆☆
安定性    ★★★★★
成長性    ★★★☆☆
不確実性  ★☆☆☆☆

KDDI(安定だが構造リスクあり)

守り      ★★★★☆
攻め      ★★☆☆☆
安定性    ★★★★☆
成長性    ★★☆☆☆
不確実性  ★★☆☆☆

ソフトバンク(攻め寄り通信株)

守り      ★★★☆☆
攻め      ★★★★☆
安定性    ★★★☆☆
成長性    ★★★★☆
不確実性  ★★★☆☆

5段階比較表

【スコア比較表】

企業 守りスコア 攻めスコア 収益安定性 成長投資の大きさ ボラティリティ 総合コメント
NTT 5 2 5 3 1 守りの王様。今後はIOWNで成長も狙う“守り×成長”の二刀流
KDDI 4 2 4 2 2 安定性は高いが、京セラ依存が構造リスク。堅実なディフェンシブ
ソフトバンク(9434) 3 4 3 4 3 通信+成長投資のハイブリッド。攻め寄り通信株

ディフェンシブ安定性を3段階で評価◎高い〇中△低い評価となっています。

企業 過去の安定性 現在の安定性 将来の安定性 総合評価
NTT 最もディフェンシブ
KDDI 安定だが構造リスクあり
ソフトバンク △〜○ 攻め寄り通信株
通信3社は同じ“ディフェンシブ株”と呼ばれがちですが、 実際には 安定性の質がまったく違う
  • NTTは守りの王様であり、今後は成長も期待できる“守り×成長”の二刀流
  • KDDIは安定しているが、京セラ依存という構造リスクが残る
  • ソフトバンクは通信株の中では最も攻め寄りで、不確実性が大きい

投資家が「本当に守りたい」と思うなら、 NTTが最もディフェンシブ株としてふさわしい という結論になるでしょう。

【ここまでの結論】
最も“ディフェンシブ株”と呼べるのはNTT
過去・現在・未来の3つの視点を総合すると、 最もディフェンシブ株としての性質が強いのはNTT と言えます。

3社の特徴一言まとめ

 総合結論
最もディフェンシブなのはNTT

  • 過去 → NTTが最も安定
  • 現在 → NTTが最も安定
  • 将来 → NTTは守りを維持しつつ成長も狙える

つまり、 「ディフェンシブ株」という言葉に最もふさわしいのはNTT という結論になります。

投資向けの使い分けのヒント

ここでは NTT・KDDI・ソフトバンクの3社を「攻め・守り」の比較に基づき[通信3社の投資戦略]を解説。

投資目的 最適な銘柄
暴落に強い守りを固めたい NTT
安定性を維持しつつ配当も欲しい KDDI
通信株で攻めたい・成長を狙いたい ソフトバンク(9434)

あなたがそのまま投資判断に使えるように、 3社の性質 → 投資での役割 → どんなポートフォリオで活かすべきか まで整理してみました。

A. 守りを固めたい投資家 → NTT

  • 最もディフェンシブ
  • ボラティリティが極めて低い
  • IOWN・AI・データセンターで成長も狙える
  • 長期保有の“土台”に最適

役割:ポートフォリオの守りの中心

B. 安定性+配当を求める投資家 → KDDI

  • 通信+生活インフラで安定
  • au経済圏が強い
  • ただし京セラ依存が構造リスク
  • NTTより少し攻め、ソフトバンクより守り

役割:守り寄りバランスの中核

C. 通信株で攻めたい投資家 → ソフトバンク(9434)

  • 通信+PayPay+金融+AI
  • 成長余地は大きい
  • 親会社(9984)の影響で不確実性も高い
  • 通信株の中では最も攻め寄り
企業 一言で言う特色
NTT 守りの王様 × 成長の芽
KDDI 安定だが構造リスクあり
ソフトバンク 攻め寄り通信株

【戦略のポイント】
通信株をポートフォリオに組み込む際の判断として、3社とも組み入れる事は有りなのかを検証!

【例:米国株暴落に備えた攻めポートフォリオ】
●守りの土台:NTT
●安定の中核:KDDI
●攻めの通信株:ソフトバンク

この3社を組み合わせて、守りながら攻める通信セクターの最適バランス を作るのか、1社だけを選ぶのかは、あなたの自由だと思いますが、3社とも組み込むことは有りと言えるでしょう。

もし1社を選ぶなら成長性か優待や配当と言うのが最も気になるところとも言えます。
そこで以下では、配当に焦点を当て、1万円の配当を目安にするとどの程度の資産投入が良いかを解説しています!。

1万円の配当を得るには⁉

例えば「年間1万円の配当を得るために必要な株数と投資金額」を逆算すると、 3社の“配当効率の違い”が一目で分かります。

これは、配当利回りの違いが、必要投資額の差としてそのまま表れる という非常に分かりやすい比較方法です。

前提データ(2028年2月10日:現在)

銘柄 株価 1株配当
NTT 153.8円 5.2円
KDDI 2,580円 145円
ソフトバンク 212.2円 47.3円
年間1万円の配当を得るために必要な株数と投資額

【① NTT】
必要株数:10000÷5.2≈1923株
必要投資額:1923株×153.8円≈295,097円
→ 約29.5万円分の株で1万円の配当

【② KDDI】
必要株数:10000÷145≈69株
必要投資額:69株×2580円≈178,020円
→ 約17.8万円分の株で1万円の配当

【③ ソフトバンク】
必要株数:10000÷47.3≈212株
必要投資額:212株×212.2円≈44,986円
→ 約4.5万円分の株で1万円の配当

最も少ない投資額で1万円の配当を得られるのは?

銘柄 必要株数 必要投資額
NTT 約1,923株 約29.5万円
KDDI 約69株 約17.8万円
ソフトバンク 約212株 約4.5万円
👉 最も効率が良いのはソフトバンク(約4.5万円で1万円の配当)というけっかになりました。

ただし、現時点ではソフトバンクが最も少ない投資額で1万円の配当を達成できますが、配当金も利回りも未来永劫固定ではありません。 ここを理解しておくと、投資判断の質が一段上がります。

 配当金・利回りは変わる

「最適解」は動きます。配当投資は一見シンプルですが、実際には次の3つが常に動いています。

【① 株価が変動する】
株価が上がれば利回りは下がり、株価が下がれば利回りは上がる。 ソフトバンクの株価が上がれば、今の“効率の良さ”は薄れます。

【② 配当金が変わる】
企業は毎年の業績に応じて配当を増減させます。

  • ソフトバンク:高配当だが、減配リスクもゼロではない
  • KDDI:増配を続ける傾向が強い
  • NTT:長期で増配傾向だが、株価が低いので利回りは控えめ

配当が変われば必要株数も投資額も変わります。

【③ 利回りは「結果」であって「保証」ではない】
利回り=配当 ÷ 株価 どちらも動くため、利回りは常に変化します。

ではどう考えると良いか?

短期で配当効率を求めるなら
→ ソフトバンクが最有力 (ただし減配リスクを許容できるなら)
長期で安定性を重視するなら
→ KDDI・NTTの方が安心感が強い (増配傾向・通信事業の安定性)
リスク分散を考えるなら
→ 3銘柄を組み合わせるのが合理的

3銘柄を組み合わせるのが合理的と言われるのは、配当投資の弱点(=変動リスク)を分散できるからです。 配当投資は「安定しているようで、実は企業ごとにリスクの質が違う」ため、1社集中は意外と危ういんです。

ここを整理すると、なぜ組み合わせが強いのかが腑に落ちます。

3銘柄を組み合わせるのが合理的な理由

【① 減配リスクの分散】
どんな優良企業でも、業績悪化や政策変更で配当が減ることがあります。

  • ソフトバンク:高配当だが、通信以外の収益構造が弱く減配リスクは比較的高い
  • NTT:長期で増配傾向だが、規制や投資負担で変動の可能性はある
  • KDDI:増配傾向が強いが、競争激化で利益が圧迫される可能性はある

1社が減配しても、他の2社がカバーする構造になる

【② 株価変動リスクの分散】
配当利回りは「配当 ÷ 株価」なので、株価が動くと利回りも変わります。

  • ソフトバンク:株価が動きやすい
  • KDDI:比較的安定
  • NTT:低位株で値動きが小さい

→ 値動きの性質が違うため、全体のブレが小さくなる

【③ 配当の“質”が違うから補完し合う】
3社は同じ通信セクターでも、配当の性質が違います。

銘柄 配当の特徴
NTT 長期増配・安定性重視
KDDI 高い増配実績・利益率が高い
ソフトバンク 高配当・短期効率が高い
長期の安定(NTT・KDDI)+短期の効率(ソフトバンク) この組み合わせが“攻守のバランス”を作る。

【④ 利回りの変化に強くなる】
利回りは常に変動します。

  • ソフトバンクの利回りが下がる
  • KDDIの利回りが上がる
  • NTTが増配する

こうした変化が起きても、複数銘柄を持っていれば全体の利回りが安定する

【⑤ 配当投資は長期戦なので、分散が効く】
配当投資は「10年・20年の長期で育てる投資」です。

長期では必ず予想外のことが起きます。

  • 減配
  • 業績悪化
  • 株価急落
  • 業界構造の変化

1社集中だと、これらの影響をモロに受けます。 3社に分けておけば、長期での“生存率”が圧倒的に高くなる

🎯 結論:3銘柄を組み合わせると「攻守のバランス」が最強になる

  • ソフトバンク:短期の配当効率
  • KDDI:安定+増配力
  • NTT:長期の成長と安定

この3つを組み合わせることで、

高配当の効率 × 長期の安定 × リスク分散

という、配当投資で最も理想的な形が作れます。

必要なら、 「3銘柄をどんな比率で持つと最も安定するか」 「年間1万円を3社でどう配分すると最適か」 といった“攻守バランス型ポートフォリオ”も作れます。

3銘柄の組合わせの合理性

【① 外的要因で株価が下がるリスクを分散できる】
通信株は比較的安定していますが、それでも外部環境の影響は避けられません。

たとえば:

  • 金利上昇
  • 景気後退
  • 政府の規制強化
  • 通信障害などの事故
  • 円高・円安
  • 世界的な株安(リスクオフ)

これらは 企業の努力とは関係なく株価を押し下げる要因 です。

1社に集中していると、その企業が外的ショックを受けた時に資産が大きく減ります。 3社に分散しておけば、外的要因の影響を“薄める”ことができる

【② 減配リスクも外的要因で起こる】
配当は企業の業績に依存しますが、業績は外部環境で大きく揺れます。

  • 景気悪化で利益が減る
  • 政府の政策変更でコスト増
  • 新規参入や競争激化
  • 円安で仕入れコスト増
  • 災害・事故・不祥事

こうした外的要因で 減配が起きる可能性はゼロではない

3銘柄を持っていれば、 「1社が減配しても他の2社が支える」 という構造が作れます。

【③ 配当の“質”が違うので外的要因に対する耐性も違う】
3社は同じ通信セクターでも、収益構造が異なります。

銘柄 外的要因への耐性
NTT 公共性が高く安定、長期投資型
KDDI 利益率が高く増配力が強い
ソフトバンク 高配当だが負債が多く外部環境に弱い面も

外的ショックに対して“反応の仕方”が違うため、組み合わせると全体が安定する

【④ 利回りの変動にも強くなる】
利回りは「配当 ÷ 株価」なので、株価が外的要因で動くと利回りも変わります。

  • ソフトバンクの株価が急落 → 利回り上昇
  • KDDIが堅調 → 利回り安定
  • NTTが増配 → 利回り上昇

複数銘柄を持っていれば、 利回りの変動が平均化され、配当収入が安定する

🎯 結論

外的要因による下落リスクを考えると「3銘柄分散」は合理的

  • 外的ショックで株価が下がる
  • 外部環境で業績が悪化する
  • 政策変更でコストが増える
  • 景気後退で通信以外の事業が影響を受ける

こうした “自分ではコントロールできないリスク” に対して、 3銘柄を組み合わせることは非常に強い防御になります。

短期の効率(ソフトバンク) × 長期の安定(NTT・KDDI) × 外的要因の分散 これが配当投資の合理的な形と言えるかもしれません。

本記事で取り上げている銘柄やデータは、あくまで分析の一例であり、特定の投資行動を推奨するものではありません。市場環境や企業状況は日々変化するため、記載内容が将来の値動きを保証するものでもありません。最終的な投資判断は、ご自身の状況や目的に照らして慎重にご判断ください。

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