今が旬!これからの時代は単元未満株でマネーリテラシーの練習を!

株式投資

マネーリテラシー」とは「お金の活用知識を高める、お金を増やす能力」のことを言います。
活用術と一言で言っても[節約・ポイント利用]など 出費を抑えたり[副業・フリマ]などで お金を増やしたりと、様々な方法が有りますが この記事では 、株式投資を身近に取り入れる方法として、100円単位から投資が出来る 単元未満株 の事について記載しています。

単元未満株とは、(1セット=100株)に満たない株の事をいい、一般的な株取引では 100株(1セット=単元株)として取引されています、それに対し〝単元未満株〟は 1セット100株に満たない1~99株以内の(ひと株)でも取引する事ができます。

株式投資は100株で購入するのが通常一般的なため、1株(単元株)を購入すると 数十万円 の費用が必要になるのですが、それに対して (ひと株) の単元未満株は100円単位で取引することが出来るのです。

そんな単元未満株を取り扱う 証券会社も増え始めていて、2023年春から楽天証券も かぶミニ™ という名前で参入してきました。

 (ひと株) 単位で取引できる証券会社は主に、SBI、ライン、マネックス、auカブコムなどがありますが、証券会社独自のサービスなため、呼び名が決まっておらず、それぞれ (ひと株=単元未満株) の呼び名が、違っています。

 

SBI証券 S株
ライン証券 いちかぶ
マネックス証券 ワン株
auカブコム プチ株
楽天証券 かぶミニ™
CONNECT (大和証券グループ) ひな株

※:ちなみに 株式ミニ投資 という (通称:ミニ株)と呼ばれている株式もありますが、こちらは10株からの取引となっています。

(ひと株)単元未満株のメリット・デメリット

ひと株取引は初心者や リスクを抑えて株式を取引したい人におすすめです。

株式投資の魅力の一つとして、値上がり時の配当金額が有りますが、同時に値下がりした場合の損失を負うリスクもあるという事にもなります。

そこで、ひと株取引をした場合、1口の単価が安いため、投資額も比較的少なく、大きな損失を負うことが無いと言う事が魅力となります。

ひと株取引のメリット

ひと株取引のメリットとしては主に以下の様なことが挙げられます。

(ひと株)メリット
① 株式投資の練習になる
② ローリスク・ローリターン
③ 分散投資が出来る
④ 配当金がもらえる
⑤ 株主優待ももらえる(一部銘柄)

① 株式投資の練習になる

投資を始めたばかりの頃は、どの株に投資をすべきか迷ったり、YouTubeなどでみた おススメの株式を、うのみにして 賭けてしまい 損失を追う事もあります、投資を始めたばかりの時などは 大きな利益を狙うよりも損失をなるべく抑えて、リスクを負わない様にすることがベストといえます。

② ローリスク・ローリターン

株式投資(単元株)の取引は、例題として 通常 1,000円×100株=10万円 が必要ですが、ひと株の場合は、1,000円×1株=1,000円で買付する事が出来ます。
※:売買手数料やスプレッドを除きます。

その為、値上がり時の金額が少ないですが、値下がりした場合の損失も 最小限に抑える事が出来ます。

スマホアプリなどの デモトレ などでは、手数料や実際の取引タイミングなど、リアリティにかけ、上手く練習できないという人もいるでしょう。

リスクを抑え実践したいと考えた場合、ひと株投資は 株式投資(単元株)の良い練習になると共に、少額ながら実際に自分の資金が動くので、実感がわくと言えます。

また、大きく投資をする時の心の動揺を抑えるための訓練にもなるのではないでしょうか。

③ 分散投資が出来る

投資をするうえで リスク を抑えるという意味では 重要な投資方法です。
ひと株の価格が少額で買うことができるため、異なる銘柄を少しずつ買うことで「分散投資」をする事が出来ます。

分散投資は、株価の下落リスクを抑える意味あいがあり、1つの銘柄に投資をしているとリスクを もろに受けてしまいますが、別で投資をした銘柄が値上がりすることでプラスにも、逆にマイナスになる事もあります。
そのため、同じ業種に投資をしていると同様に 下落するリスクがあるので、銘柄選びには 注意が必要です。

通常の株式での分散投資は、コストが高くリスクも大きいですが、ひと株投資のばあい、資金を少額で抑える事が出来るので、余裕をもって心のリスク免疫を養う事が出来ます。

④ 配当金がもらえる

株式を発行している企業には株主に配当金を出す企業もあり、ひと株しか保有していない株主にも、平等に配当金を出しています。

【配当金受け取り方の種類】

・株式数比例配分方式
保有株式数に応じて配当金が証券口座に入金される方式です。

・配当金領収証方式
配当金領収証を郵便局や銀行で現金として受け取る方法です。

・個別銘柄指定方式
銘柄ごとの配当金を指定した口座に振り込んでもらう場合の方法です。

・登録配当金受領口座方式
複数の証券会社に口座がある場合、保管振替機構(ほふり)から、ひとつの金融口座にすべての配当金を振り込む方法で、残高に応じた配当金が指定の金融機関口座に入金される方式です。

株価が下落していても 株を長期保有しておき、株価が回復したタイミングで配当金と一緒に売却するのも投資法の一つといえます。

⑤ 株主優待ももらえる(一部銘柄)

大半の企業では 企業が定めた株数に達っしていないと、株主優待を得る事はできませんが、一部企業には、ひと株からでも優待を出している企業もあります。

株主優待をもらう権利確定日までに、企業が定めた株数に達していれば 株主優待がもらえるので、権利確定日前までに 株式数をクリアする方法もありますが、下落していく事もあるので ご注意ください。

配当金が少ない場合でも、株主優待を得ることにより、少しでも利益としてプラスになれば、満足感も得られると思います。

ひと株取引のデメリット

ひと株取引のデメリットとしては主に以下の様なことが挙げられます。

(ひと株)デメリット
①銘柄が限られる
②リアルタイム取引の有無
③手数料が高い
④指値注文ができない

①銘柄が限られる

ひと株は証券会社独自のサービスなので、証券会社によって扱っている銘柄も限られています。
その為、投資をしたい銘柄を取扱う証券会社を探す必要がありますが、どの証券会社でも取扱っていないという事もありえます。

②リアルタイム取引の有無

ひと株は証券会社によって売買時間が決まっているため、取引時間に制限があります。
そのため、取引時間内に大きな値動きの変動があった場合、リアルタイムで取引できないリスクもあります。

買付が前場と後場の開始直後(寄り付き)に限られていたり、市場への発注は1日1回~3回だったりや「成行注文」のみ、といった制限があったり、さらには、前場に注文を出した場合[当日の後場に約定]後場に注文をした場合「翌営業日の前場に約定」といったように、売買成立のタイミングにタイムラグがあります。

リアルタイム取引が出来る証券会社は CONNECT証券 と ライン証券 そして春から始まる予定の 楽天証券 のみとなっています。

③手数料またはスプレッドが高い

売買手数料は、単元株の100株での取引手数料が100円から200円程度であるのに対し、ひと株取引では 0.35%から1.1%などもあり、くらべると割高である事がわかると思います。

変動の少ない銘柄では手数料負けしたりする事もあり、損益が大きく変わってしまうので、なるべく手数料の安い証券会社を選ぶ必要があります。

④指値注文ができない

売買したい金額の指定(買いの場合は上限価格、売りの場合は下限価格)などを指定して発注する事が出来ないため、想定していた相場(希望する売買価格)より高く買付してしまう可能性も出てきます。

最後におさらい

ひと株取引は、少額投資や単元株投資の練習をしたい方におすすめです。

メリット
① 株式投資の練習になる
② ローリスク・ローリターン
③ 分散投資が出来る
④ 配当金がもらえる
⑤ 株主優待ももらえる(一部銘柄)

デメリット
①銘柄が限られる
②リアルタイム取引の有無
③手数料が高い
④指値注文ができない

以上の事を把握したうえで自分に合う証券会社や銘柄を見つけ、未来のセミファイヤーやインカムゲインをめざしましょう。

タイトルとURLをコピーしました