LINE証券 は、自社が運営する株取引の事業を 野村證券 に移管する事を(2023年6月13日)に発表し(2024年中)には移管を完了すると発表しています。
この移管は、LINE証券のFX事業の競争力向上を目的とした、戦略の一環と見られていて、2024年中には完了する予定としています。
LINE証券は 2024年10月1日 に予定されている、YAHOO!との合併により 新会社「LINEヤフー」となるため、証券事業の整理が必要と見らていて、主要サービスは順次、野村証券へ移管、または終了することが計画されています。
LINE証券は、2018年12月にLINE株式会社と野村ホールディングス株式会社の合弁会社として設立され、両社のノウハウを活かし、株式、投資信託、FXなどの証券サービスを提供してきましたが、競争力の観点から見て、株式取引などの主要事業が野村証券に比べると、競争力を欠いていると判断された可能性があります。
LINE証券は、株式取引などの主要事業を野村証券に移管することで、野村証券のノウハウを活用し、FXサービスを集中させ競争力の向上をさせることが期待されています。
また野村証券側は LINE証券の顧客基盤を活用する事で、株式取引事業の拡大を目指す事になります。
LINE証券の移管により、一部サービスの変更が生じます。
例えば、株式、投資信託、つみたてNISAなどの証券サービスは、順次買い付けなどを停止し、2024年中に野村証券へ移管される予定で「LINEのiDeCo」の新規申し込み受付も停止され、既存の契約は野村証券が管理することになります。
「LINE FX」については、引き続きLINE証券としてのサービス提供が行われます。
サービス | 変更点等 |
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LINE FX | LINE証券としてサービスをこれまで通り継続されます。 |
証券サービス(いちかぶ/投資信託/取引所取引/信用取引/つみたてNISA) | 新規の買付などを順次停止します。 2024年中に預かり資産がある場合は、LINE証券での売却(解約)可能期間を経過後にユーザーの資産を野村証券へ移管します。 |
LINEのiDeCo | 新規の申込受付を終了します。 既存契約のiDeCoについては引き続き野村証券で管理されます。 |
LINE CFD (原油・金取引)など | 2023年8月以降、順次新規建てを停止します。 12月までに決済を行い、2024年3月末までに口座を閉鎖する予定です。 |