③イソマルトオリゴ糖について

コラム

イソマルトオリゴ糖について

結YK622に含まれている成分の一つ、イソマルトオリゴ糖は、
馬鈴薯ばれいしょ(じゃがいもの一種)
甘藷かんしょ(さつまいも)
から作られたデンプンで腸内で消化されにくい難消化性です。

イソマルトオリゴ糖とは、
イソマルトオリゴ糖のオリゴ糖は、糖質の一種に含まれていて、身体に吸収されるエネルギー源です。

分類としては、炭水化物のカテゴリーに含まれていて、さらに食物繊維と糖質に分けられています。
・食物繊維は、老廃物と共に体の外へ排出されます。
・糖質は、身体に吸収され栄養となります。
糖質の中には分解されず、血糖値の上昇を抑える効果のある成分もあります。

分解された糖質は、過剰摂取すると脂肪として たくわえられ、エネルギーが不足した時に活躍します。 これらオリゴ糖には、整腸作用や免疫力活性作用に関わっている事が確認されています。

(YK622)に使用されているのは、馬鈴薯や甘藷のデンプンからできていますが、イソマルトオリゴ糖は、味噌や醤油などの発酵食品や、ハチミツなどの食材にも多く含まれている成分です。


イソマルトオリゴ糖の効果

オリゴ糖やそのほかの化合物は、消化器官内の大腸で細菌により攻撃を受け 分解されますが、消化の難しい糖類の(オリゴ糖)は、食物繊維のカテゴリーにも含まれています。
腸内環境を整え排便に良いとされる、プレバイオティクスとして欠かせない成分ですが、
難消化性のため、摂取量が多すぎるとかえって便が緩むことがあります。

また、イソマルトオリゴ糖には、虫歯予防効果があり、市販の食品やフードに使用している場合もあります。


イソマルトオリゴ糖の摂取が便通と腸内環境に及ぼす影響を検証

イソマルトオリゴ糖の効果についての、検証した内容の記事が有ったので、まとめてみました。

ー 検証目的 ー

イソマルトオリゴ糖を摂取する事で、腸内環境と便通に及ぼす影響を明らかにするために、
腸内Bifidobacterium(ビフィズス菌)を増殖させるのに有効であるとされる10gから15gを、健康に興味のある協力者に、5週間にわたり摂取させ検証。

ー 検証内容 ー

1週目は摂取前の腸内を通常食で検証
2~3週目にイソマルトオリゴ糖を摂取
4週目は摂取休止し通常食を摂取
5週目は再度イソマルトオリゴ糖を摂取

ー 検証結果 ー

イソマルトオリゴ糖を1日10g摂取する事により、
・Bifidobuterium(ビフィズス菌)・Lactobacillus(乳酸菌)の数が増加し有意な状況になった。
・病原性が少数含まれているBacteroidaceae(バクテロイセス)が減少。
・感染症の原因となるClostridium(クロストリジウム)の発生を抑制する事などを確認。
・糞便pHが低下したことから関連性が高いことを確信。
・健康維持に欠かせない役割の短鎖脂肪酸が増加傾向を示した。
・人体に必要としない腐敗産物は減少傾向を示した。
など腸内環境が改善された。
さらに、試験の後半になるにつれて効果が高いことから、長期的に摂取する事が効果的であると考えられます。

ー 排便回数検証 ー

イソマルトオリゴ糖摂取前の排便回数が少ない便秘傾向の有った参加者は、便通が改善傾向を示した。
さらに、 極端な下痢などの副作用は見られませんでした。

イソマルトオリゴ糖を摂取する事により相関係数の検定は、 糞便に含まれる酢酸は、腸内環境及び便通の改善と密接な関係を持つと考えられます。

と言った内容の記事でした。


イソマルトオリゴ糖の安全性について

大腸に住む善玉菌のビフィドバクテリウム菌は、
イソマルトオリゴ糖を 分解・発酵 することで増殖することが知られています。

イソマルトオリゴ糖は(別名イソマルトースオリゴ糖)とも呼ばれています。
そんなオリゴ糖は、デンプンを酵素で分解し、マルトース含有量を上げた後
、再び酵素で難消化性のオリゴ糖へと合成したものです。

安全性について
イソマルトオリゴ糖はデンプンを合成した食材ですが、人体に及ぼす悪影響は無い事が立証されています。

オリゴ糖の最大無作用量は体重1kgあたり1.5g以上ですが、他のオリゴ糖よりも過剰摂取しても下痢になりにくいので安全です。

(特保)以外の商品表示に栄養機能食品、機能性食品がりますが、その商品に含まれている成分の一つがイソマルトオリゴ糖なのです。

機能性食品

健康への働き(体調を整える効果)を持つとされる加工食品のことで、身体の調節機能を強化出来る作用が有ることを科学的根拠で説明できる成分であることを、各メーカーが国の審査を受けなくても表示できるのが、機能性食品なのです。

※ただし、効能があると断言して表示すことはできません。

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