②難消化性デキストリンについて

コラム

難消化性なんしょうかせいデキストリンについて

スーパーエリート乳酸菌『結YK622』の成分の1つである、[難消化性デキストリン]について、お話したいと思います。


難消化性デキストリンとは

トウモロコシや熟した果物などに含まれている成分の澱粉でんぷんから作られた水溶性食物繊維です。
今までは、有用性(必要)のない成分とされていましたが、現在では有用性のある成分として認識されています。
エネルギー量は、1gあたり1kcalなので、カロリー的にも低いことから、様々な食品食材に使用され、一部の[美容健康ダイエット]などの飲料水や食品にも取り入れられていて、現代人の不足しがちな食物繊維を補う為に、昨今注目されている成分の一つです。

今回説明する『難消化性デキストリン』は、トウモロコシのデンプンで『結YK622』にも使用されていている成分です。


安全性について

消費者庁の特定保健用食品(トクホ)が表示を認めている成分
トクホが定める、体調を整える働きのある成分と、その効果と安全性を医学や栄養学的に証明できる食品)として認められた食品なので、安全性は高いといえます。

さらに日本だけでなく、アメリカの(食品医薬品局のFDA)にも認められていて、安全な食品・素材で、世界中で使用されている成分の1つが、この難消化性デキストリンなのです。

ちなみに、米国のFDA(食品医薬品局)では、「1日の摂取量の上限値を明確に定める必要がないほど、安全な食品素材である」と説明していて、過去に行った副作用試験では、1日3回の食事の前に10gを摂取してもらい、16週間検証した結果、人体に副作用となる変化は、なかったと報告されています。


難消化性デキストリンの効果について

代表的な難消化性デキストリンの効果は、食後の血糖値の急激な上昇を抑える効果があるとされています。

トクホが認めた難消化性デキストリンの効果

•整腸作用
•食後血糖値の上昇抑制作用
•食後中性脂肪の上昇抑制作用

その他、関連作用についても医薬品や食品メーカーなどが、検証した結果なども報告されています。

・内臓脂肪の低減作用
・ミネラルの吸収促進作用

などが、あります。


食後中性脂肪上昇抑制作用

1.整腸作用

食物繊維は、一般的に腸内環境を整える整腸作用の効果があり、便秘を改善する効果などが有る事が知られています。

さらに、水溶性食物繊維である「難消化性デキストリン」は水分を吸収する性質があることから、便を柔らかくしたり、便の量を増やして便秘や下痢を解消する作用があり、便秘改善に役立つことも確認されています。

「難消化性デキストリン」5gを含む飲料を10日間摂取すると、下痢や下痢の症状が、通常便に近づき、排泄回数も増加した事が確認されています。


2.食後の血糖値の上昇抑制

「難消化性デキストリン」を炭水化物の多い食事と摂取すると、食後の血糖値の上昇やインスリンの

上昇が緩やかになっていることが確認されています。

食事と一緒にお茶に難消化性デキストリンを5g混ぜ 摂取させた調査で、麦芽糖ばくがとう(マルトース)の消化・吸収の差を食後の30分と60分に計測した結果、血糖値の急激な上昇を抑える効果が有ることが確認されています。


3.食後の中性脂肪の吸収を抑制

脂質や炭水化物は、身体にとって必要なエネルギー源ですが、過剰摂取すると 生活習慣病の原因になってしまいます。

しかし、現在の食生活には、摂取過剰気味な傾向にあります。そんな中性脂肪の吸収を抑えられる、「難消化性デキストリン10g」を1日3回食事とともに3ヶ月(12週間)、摂り続けることで、「メタボリックシンドローム」の内臓脂肪の面積が減少し、コレステロールの吸収も抑制でき、血中中性脂肪の上昇も緩やかになったとの事です。


4.内臓脂肪の低減作用

「難消化性デキストリン」を摂取し続ける事で、コレステロールや中性脂肪値の脂質異常症の改善が期待できます。

肥満の程度を表す数値(BMI) が、23 以上の成人男性を対象とした36人に、難消化性デキストリンを9gお茶に入れ摂取してもらった場合と 含まない場合の、検証を行ったところ、難消化性デキストリンを摂取した場合の内臓脂肪量や食後の血中中性脂肪値の数値が減少したことを確認しています。
また、18歳から20歳までの女子大生を対象に食事の調査を行ったところ、
食事後の炭水化物が消化されて糖に変化する速さを相対的に表す数値(GI値)が高いグループほど、肥満の程度を表す数値(BMI)が高く、食物繊維を多く摂取したグループほどBMIの数値が低い結果が得られたとの事です。
さらに別の調査では、血液中の鉄分が低い女子大生が難消化性デキストリンを4週間毎日 15g摂取したところ、血清鉄の数値が上昇したことを確認しています。


5.ミネラルの吸収を促進

低粘度(ていねんど)で腸内細菌に好まれやすい食物繊維は、大腸でミネラル吸収を促進することが明らかになってきました。

食物繊維の一種(デンプン)である「難消化性デキストリン」にも体内にミネラル吸収促進効果が示唆(しさ)されています。

女子大生を対象にした試験で、難消化性デキストリン5gを1日3回4週間摂取し続けると、低値であったヘモグロビン値が摂取開始前に比べて増加し、摂取を停止すると再び低下しましたとの結果が出ています。

動物実験なのですが、難消化性デキストリンのミネラル吸収を検証した結果、Ca(カルシウム)、Mg(マグネシウム)、Fe(鉄)、Zn(亜鉛)の吸収率が増加したことも確認しています。


ちなみに、アルコールと難消化性デキストリンの組み合わせは、まったく問題ないと結論付けられています。
この結果は、大塚製薬でも認証されていて、さらに消費者庁や米国の(FDA)にも認められています。

難消化性デキストリンは糖の吸収を阻害し、血糖値の上昇を抑えるメリットがありますが、何事も限度と言うものがあるので、食事のバランスを考えてサプリメントなどは、あくまでもサポート食品として摂取することをおすすめします。


ダイエットへの効果

血糖値が上昇を抑える働きのある難消化性デキストリンには、ダイエット効果も期待できます。

難消化性デキストリンは、胃で水分を吸収し、胃で膨らむことで空間を無くし、粘りっけを出すことにより、胃の内部で滞留時間を延ばし満腹感を持続させる効果があります。

美容やダイエットの為に食事制限をしなくても、難消化性デキストリンの作用が活用できます。

ダイエット中に食事制限をしていると、ミネラルが不足しがちになり、肌荒れや骨、神経、ホルモンバランスなどに影響が出る場合が有りますが、体に合った栄養バランスの取れた食事に、難消化制デキストリンを少し加えるだけで、少しづつ身体が変化していくと思います。


最後に

人の身体は食事を摂取する事により血糖値が上昇し、血糖値が下がり始めるとサイド血糖値を維持する為に、糖質が欲しくなります。いわゆる、これが別腹という感覚なのです。

ご飯や麺類などの炭水化物(糖質)は、食後の血糖値を上昇させます。
血糖値が上昇した状態が続くと、肥満や糖尿病など、生活習慣病を引き起こす可能性があり、注意が必要です。
難消化性デキストリンには、糖の吸収速度をゆるやかにする効果があるため、食事と一緒に摂ることで食後の血糖値上昇を緩やかにし、肥満や糖尿病の予防ができると考えられています。
食後の血糖値上昇を抑える事により、満腹感の眠気に襲われることも避ける事が出来るかもしれません、食事は、お腹いっぱい食べるのではなく、腹八分目にする事をお勧めします。

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