若いうちの筋肉は元気が有りますが、青年後期(25)から、中年前期(35)になるにつれ、ピークをむかえ、年をとるごとに衰えていく筋肉、特に中高年にとって、意識的に筋力アップを考えたほうが良いと思います。
高齢になるにつれ、ヒザや足首などの痛みが出て、運動しようにも動けないと言ったことになりかねません。
そうなる前に筋力を付け、健康維持をする事が大切です。
このスロースクワットには、筋肉を強化するだけでなく 血糖値を下げ 糖尿病予防効果もあるとのことです。
これまで、血糖値を下げるためには脂肪を減らし、筋肉を増やす必要があり、有酸素運動や筋トレが推奨されてきました。
ですが、なかなか続けられる方がおらず、新たな血糖値を下げる対策として、福島県にある病院の医師が考案した体操がこの「超スロースクワット」なのです。
この運動を行う上でのポイントは
・動作をゆっくり続けること
・筋肉(特に内もも)へ負荷をかけることを意識しながら腰を落とすこと
・手を前に伸ばしバランスをとること
・お尻を意識して後ろに突き出すこと
・背筋を伸ばし前を向くこと
・息を止めず数を数えながらすること
などを意識して行ってください。
それでは、スロースクワットの手順です。
運動の手順
1:足を肩幅より広めに開く
2:つま先を30度ほど、外に向ける
3:ヒザもつま先と同じ方向に向ける
4:腰を少し下ろします。(この時ヒザの位置がつま先より前に出ないようにします。)
5:さらに、両手を前に伸ばし、腰を90度近くまで2秒かけ、おろしていきます。
6:そのままの体制で10秒数えます。
7:10秒数えたのち、ゆっくり2秒かけ立ち上がり2秒ほど休憩をはさみ また、スクワットを同じように始めます。
この動作を10回繰り返し、3分から4分ほど休憩をはさんで、また、10回行います。
さらに、3分から4分ほど休憩をはさんで、また、10回行います。
※10回のスロースクワットを3回、最低 週2回づつ続けて下さい。
もし、足腰に不安がある方は、椅子を使って行うとよいでしょう。
1:腰掛けるイスと手を添えられるテーブルか、椅子の背もたれを利用して、スッと立ち上がれるくらいの位置に配置します。
2:座った状態から、少し3秒から5秒かけ立ち上がったり、座ったりを繰り返します。
この方法は、筋肉の質を変えることにより糖尿病の予防効果があるということです。
人の筋肉を色分けすると3種類の色に分けることができます。
赤:赤い筋肉は持久力(遅筋)に働く筋肉で有酸素運動によって作られます。
白:白い筋肉は、瞬発力(速筋)に働く筋肉で主に無酸素運動によって作られます。
ピンク:ゆっくり負荷をかける筋肉(2たつの筋肉の性質を合わせ持ったスーパー筋肉です)
といった様に色分されます。
この中で1番注目すべき筋肉が、ピンクの筋肉(スーパー筋肉)です。
この筋肉は、元々白かった筋肉の繊維の中にミトコンドリアという赤い物質が混ざり、桃色(ピンク)の筋肉へと、変化していきます。
ミトコンドリアは、細胞の内部にある器官で、主に酸素を使い、脂肪を生み出す物質です。
白い筋肉は、糖を消費させる作用があるのですが、そこにミトコンドリアが加わることにより、ダブルの効果が生まれ、血糖値を下げる効果が期待できるのです。
ただし、1日、2日程度では、効果は期待できませんが、2か月から3か月続けることにより、効果を実感できると言う方が多い様です。
このスロースクワットには、運動中に酸素を体内に取り込んで消費させ、運動後に酸素を供給させることにより、ピンク色の筋肉を活性化させる効果が期待でき、糖質を消費しやすい体質に変え、脂肪を燃焼しやすい体えと変化が期待できるのです。
20分x週2日:糖を減らします効果が期待できます。
45分x週3日:糖を多く使用することで筋肉量のアップが期待できます。
30分x週5日:糖を減らす体質に変化して脂肪を減らす効果が期待できます。
この桃色筋肉を増やす運動こそが、血糖値対策やダイエットに効果があるということで、現在注目をされています。
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