【定年退職後】高齢化社会の就職について!

老後対策

人生100歳時代に笑って長寿を迎えるには、定年退職後の計画性が重要になってきます。
仮に60歳で定年した場合、日本人の平均寿命は男女とも80歳を超えている為、
20年間あり、100歳まで生きた場合は、40年間あります。
この40年間を生き抜く資金力のある人は、良いのですが、そうでない方もいると思います。

老後資金に不安がある場合
再就職をするか!
投資をするか!
何かしら手を打たなければなりません。
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しかし、投資するほど余裕がなく、体力的にも再就職が難しい職種や病気などにより、続ける事が出来ないこともあると思います。

だからと言って、60歳から年金の受給を開始すると30%も少ない額となります。
現在の受給開始は、原則として65歳からの為、ひと月早めるごとに0.5%ずつ減額されてしまいます。

政府は、
「65歳以上を一律に高齢者と見る傾向は現実的でなくなりつつある」
と主張しており、年金受給開始時期を70歳以上からの選択肢も考えているようで、
少子高齢化が進み平均寿命も伸びている為、高齢者の定義を見直す必要性を示しています。

現在は65歳の誕生日から受給開始を1カ月遅らせて申請するごとに0.7%ずつ毎月の受給額が増える仕組みになっていますが、
今後は新たに70歳以降の申請をした場合、現在の0.7%から、さらに上積みする方針を掲げています。

長生きすることを前提にすれば、65歳から換算して70歳から受給開始した場合、
現在でも42%増えた額からの受給になりますが、さらに上乗せする方針のようです。

その背景には、働き方改革を促進する狙いがあるようですが、その反面 病気や体力面に不安のある人たちには、苦しくなる一方です。
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一般的に企業の定年退職年齢は、55歳か60歳が多く、原則受給の65歳まで5年から10年の間、収入がなくなってしまいます。

そうなると、収入方法を探すしか無く、就職活動をしなくてはなりませんし、体力的にも限られた職種を選ぶしかない為、競争率も高くなります、その為スキルを学び競争に打ち勝つか!
元気なうちに体力を付け、競争率の少ない職種で働くという心構えが大切です。

という事で、退職後の仕事について参考程度に上げてみました。

退職後の仕事探し方法!
まず思いつくのが!
1:延長雇用を活用する
2:ハローワークで探す
3:インターネットで探す
の3つだと思います。

☆延長雇用を活用する
新たに就職先を探さず 現在働いている職場で、そのまま働くという選択肢です。
政府は、
・定年退職年齢を65歳までの引き上げ
・希望者全員を対象とする65歳までの継続雇用制度の導入
・定年制の廃止
の、いずれかを取り入れる様に 事業主に義務付ける〝高年齢者雇用安定法〟を2013年に施行しています。
この法案により、「再雇用・勤務延長」をした従業員が(55.2%)居たと報告されています。
ただし、役職から外され、収入も激減するケースもあるようです。

☆ハローワークで探す
就職したい求人があった場合、相談員に話をして、
企業に直接電話を入れてもらい、
企業側がOKなら紹介状を発行してもらう事が出来ます。

☆インターネットで探す
シニア世代の求人サイトやアルバイト情報サイトなども
増えていて、条件や職種にこだわらなければ、高齢者が仕事を探しやすい環境になってきたと言えるかもしれません。

再就職をするにあたって、
どの様な職種で、どの様な雇用条件なのかを、知る必要も出てきます。

再就職を探すポイント!
目的に応じて就職先を探すことで、意欲や目的意識を高めてみては、どうでしょうか!
1.《キャリアを活かして再就職》
2.《やってみたい仕事にチャレンジ》
3.《生活のためにやれる仕事》
4.《ライフスタイル重視》
以上の4つにポイントを絞って働くことで、モチベーションアップにつながると思います。
ただし、就職先の条件の把握も必要です。
・保険(加入保険の確認)
・雇用形態(社員・アルバイト)
・就業時間と勤務先(勤務地や残業の有無)
・休日(週休や有休)
・採用期間(3ヵ月・6ヵ月・1年契約)
と言った条件の確認も必要です。

《キャリアを活かして再就職》
キャリアを活かし働くことで、今までと変わらず 慣れた仕事が出来ますが、収入面で下がるかもしれません。
《やってみたい仕事にチャレンジ》
資金に余裕があるのであれば、やってみたい仕事をするのも良いでしょう!
畑違いの仕事
趣味的んな仕事
起業・自営業
と言った選択肢もあると思います。
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ハローワークには、就職以外にセミナーや講習会などの資料などもあるので、
自宅に持ち帰り検討してみるのも良いかもしれません!

《生活のためにやれる仕事》
なりふり構わず、給与の高い就職先を探す場合、肉体労働も考えなければなりません、
その場合、今のうちから体力を付ける事も視野に入れておく必要があるかもしません。

《ライフスタイル重視》
収入は少なくても、老後にやりたかった趣味などに時間を費やしたい場合、
時間が短くプライベートの優先が出来る、アルバイトを選ぶのも良いかもしれません。

主な就職先を挙げてみると!

マンションなどの管理人
(住み込みで出来るところもあります)
警備員
(交通誘導やスーパーなどの常駐警備など)
清掃員
(スーパーや工場など施設の清掃)
工場の軽作業
(荷物の仕分けや流れ作業など)
ドライバー
(タクシーや送迎など)
接客・販売
(飲食店・コンビニ・スーパーなどの店員)
介護職員
(シニア層のスタッフは利用者と年齢も近く、コミュニケーションも取りやすいので、
重宝されるケースも多いようです。
ただ、介護の仕事は夜勤や力仕事もあるため、体力に応じた仕事を選ぶことも重要になると思います。)
シルバー人材センター
(都道府県知事の指定を受けて各市区町村に設置されている、
高齢者に仕事を紹介する組織のシルバー人材センターがありますが、あくまでも紹介するだけなので、雇用関係はなく、最低賃金も保証されていない様で、雇用会社と直接面接して決めるようです。)

仕事を選ぶのに、時間がかかってしまうと、その分収入が減り、
貯金を崩してしまうことを考えれば、早く働き出すことが重要になると思います。

ちなみに働くと年金が減らされてしまう!
と思われがちですが、それは、厚生年金に加入している場合です。
(定年退職後に自営業で稼いでいても、厚生年金に加入していないなら老齢厚生年金は停止されません。)

年金カットの仕組みを簡単に説明すると以下の通りです。

年金の月額と給与の月額を合わせた28万円が、政府が定めた金額です。
その設定額以下であれば年金は全て受け取る事が出来ます。
しかし28万円を超えた場合は、超えた分から2分の1減らした金額が減額されてしまいます。

「28万円」という数字は、平成30年4月の情報です。
記載時以降に改定される可能性がありますので、ご了承ください。

例えば、支給月以前の1年間に賞与支給が無い場合、
年金の支給額(月額)が10万円
給与の月額が30万円の場合(支給額10万+給与30万=40万)
その40万円から28万円を引くと=12万円になり、さらに2分の1なので6万円になる為、
本来もらえる10万円から6万円カットされ、実際に支給される年金は4万円となります。

しかし、給与の支給額が40万円あった場合に

10+40=(50)50-28=(22)22÷2=(11万円)になるので、
年金支給額を超える為、結果として支給停止という事になります。

情報が少ない点もありますがご了承ください。
どなたかのお役に立てれば幸いです。
以上が≪【定年退職後】高齢化社会の就職について!≫になります。
(最後までお読み頂きありがとうございます)

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